習慣で悪くなる歯並び

かみ合わせが悪い、特に前歯と下の歯が正常にかぶさっていない状態の時、その原因は遺伝と、環境に大きく分けられます。
環境が原因となる場合、噛みごたえ少ないものばかり食べて顎の骨が成長不足になる、指しゃぶりや爪を咬む癖がある、いつも口を開けている、飲み込む時に上下の歯の間に舌を突き出す癖があるということが挙げられます。
指しゃぶりの約半分は、親指をしゃぶる癖です。
この癖は、前歯が開いたまま、噛み合わせることができず出っ歯になります。
しかし、指しゃぶりが原因の場合、骨格には問題がないので歯並びの変形が軽いときは、5歳ぐらいまでに指しゃぶりをやめれば自然治癒する可能性もあります。
5歳までに指しゃぶりを止められなかった子どもの60%以上は自然治癒しないと言われているので、指しゃぶりは乳児期の間に止めさせるようにしましょう。
指しゃぶりは次のようなことに影響すると言われています。
歯並びへの影響、口元の変化、口呼吸などの悪習癖、発音への影響、顎発育への影響などです。
やわらかくて食べやすい加工品が増加したことにより、咬む回数が減って舌や口の周辺の筋肉が弱くなったと言われています。
その結果、鼻呼吸に大切な役割を果たしている口の周りの筋肉の発達が未熟な状態となり、鼻呼吸をしなくなって口呼吸の習慣がついてしまいます。
口呼吸によって、口の中が乾燥し、菌が繁殖しやすい状態になります。
耳鼻科系器官の発達も未熟になりやすいので、将来的にはアレルギー疾患や喘息、アトピーを誘発することもあります。
また、虫歯になりやすく、乳歯を抜歯するほどの虫歯になると、永久歯の歯並びにも悪い影響を及ぼすかもしれません。
口呼吸になれると、顔の筋肉や骨格の発育にも悪影響を及ぼします。
アデノイド顔貌と呼ばれる独特な顔つきになることもあります。
アデノイド顔貌は、面長になったり、顎の形や歯並びが悪くなったりする特徴があります。
それにより、発音がはっきりしなかったり、飲み込む時に舌で前歯を押すように飲み込む癖がついたりすることもあります。
このようになると、食事の時でも口を開けてぺちゃぺちゃと音を立てて食べてしまいマナーが悪くなったり、発音がはっきりせず人との会話に支障がでたりします。
このような悪い癖がある場合は、それを治す努力から始めましょう。
家で気をつけていても治らない場合は、専門医に相談したり、薬を使ったりすることもできます。
それでも歯並びが悪くなった場合は、悪化する前に歯科医院で相談しましょう。

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